鎮政府の前に曹操像が立てられている。
壮年期の曹操だろうか。なかなか渋い感じの像になっている。
すぐ近くに曹営園が造成されたが、すでに閉鎖しているようだ。
曹営園の内部。雑草が覆い茂るだけ。
基本情報
【訪問時期】2013年6月28日
【関連人物】曹操
【文物保護】
ちょこっと解説
 漢建安二年(西暦197年)、寿春(現在の安徽省寿県)にて皇帝を僭称した袁術を討つために、曹操は大軍を進める。曹操は北淝河の河畔に兵営を設け屯兵し、その場所は曹家営と称するようになる。その後、漢建安十三年(西暦208年)から、この江淮地区にて曹操と孫権による淮南之争が熾烈を極める。曹操は、この曹家営付近に南営(現在の南郢村)、北営(現在の北郢村)など6つの大営を増設、もとの曹家営は曹家老営と称されるようになる。明嘉靖年間に編纂された「宿州志」にも「曹老営距霊壁県西南一百三十五里、三国曹操屯兵于此」と記載されている。 現在は曹老集鎮の鎮政府前に曹操像が建てられている。鎮政府裏側には、曹営園が造成された。また南郢村には、曹軍が使用したとされる井戸が残っている。
探訪後記
 2012年に蘇州在住のきむきむさんという方からメールで情報を貰っていた。101省道沿いに曹操像があるとのこと、いずれは訪れてみようと思っていた。しかし、蚌埠は列車で通過することが多いのだが、なかなか立ち寄ることがなかった。今回、一時帰国前になんとか蚌埠に寄るスケジュールを立てたのだった。2006年にも一度蚌埠を訪れているのだが、そのときには三国志遺跡を訪れていない。曹操が駐屯した曹山があるという情報があったのだが、未だに未確認だ。 火車站のすぐ近くにあるホテルで宿泊。翌朝、市バスを乗り継いで行こうとしたのだが、乗り継ぎ地点である客運北站へ行くバスに乗ろうとすると、運ちゃんが「行かない。」と曰う。どうやら道路が工事中でバスのルートが変わっているらしい。面倒くせえなあ。市バスでも大回りをすれば乗り継いで行けるようなのだが、今日はお昼前の列車に乗って蘇州まで行くつもりなので、時間を大切にしたい。仕方ないので客運北站まではタクることにした。そこから市バスに乗り換えて曹老集まで。鎮政府の前で降ろしてもらうと、そこに曹操像が。中国ネット情報に拠ると、鎮政府裏側には曹営園という公園があるらしい。裏側に回ってみたが、曹営園の門はレンガで埋められていて中に入られない。それならと鎮政府の門をズカズカと入って行ったが、鉄柵施錠に阻まれて中へは入られなかった。まあ、大した物もない場所のようだけれども。帰りはバスを乗り継いで火車站まで戻る。途中、マクドで朝マックした。猪柳麦満分が好きなんだよな。
位置情報
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投稿情報
【カテゴリ】安徽省蚌埠市
【 タグ 】曹操
【公開範囲】校尉 都督 大将軍 丞相
【掲載日時】2016年11月8日 19:29
【更新日時】2019年1月12日 20:15
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