最も早く関羽が化けて出てきた場所らしい。
石柱には「漢雲長顯聖処」と刻まれている。
玉泉寺の山門。
基本情報
【訪問時期】2005年11月2日
【関連人物】関羽
【文物保護】
ちょこっと解説
 三国演義、第七十七回「玉泉山関公顯聖 洛陽城曹操感神」で、死んだ関羽が化けて出てきた場所とされる。呉軍に捕らわれた関羽は呉に降ることを拒否し、斬首となる。魂は無念を残し、玉泉山上空で「我の頭を返せ」と三度叫ぶ。すると普浄法師は「この度は呂蒙に破れ、首を返せと叫んでおりますが、以前将軍は顔良や文醜、五つの関を越えるために六将をお斬りになった。彼らは誰に向かって首を返せと言わねばならぬのですか」と問ただすと、関羽は無念が晴れたように消えたとされる。後に、この場所には顯聖祠が建てられ、関羽が祭られている。
探訪後記
 市バスで玉泉路口まで着いたはいいものの、そこからまだかなりの距離があるらしい。「バイタクに乗るのもなんだしな」と思っていたら、同じバスに乗ってきた人民バアチャンたちが「私たちも寺へ行くんだから、あんたも乗りなさいよ」と声をかけてくれた。これなら割安で行ける。助かった。寺の手前で大きな門があった。「やっぱりここも高い門票を買わないとダメなのか」と思ったのだが、私たちの乗ったバイタクは素通り、玉泉寺の前まで行ってしまった。寺に入っても金を取られるような雰囲気ではない。しばらく見学していると、一枚の張り紙が目に入った「ここへ来て門票の高さにため息をついて帰って行く参拝者を見過ごすことはできず、住職は門票を廃止することを決めた。開発のための借入金は別の方法で返済することを検討している」とのこと。なんて素晴らしい住職なんだ。どっかの生臭坊主に爪の垢を煎じて飲ませて欲しいくらいだ。それはともかく、漢雲長顯聖処へ。関羽が化けて出てきた場所なのだ。まあ、私は関羽が好きじゃないので、ここで化けて出てこられて青龍刀で真っ二つにされても困るのだが。
関連遺址
赤兔馬顯聖処
赤兔馬顯聖処

[ 阳泉 ]
位置情報
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投稿情報
【カテゴリ】湖北省当陽市
【 タグ 】関羽
【公開範囲】校尉 都督 大将軍 丞相
【掲載日時】2016年9月28日 02:17
【更新日時】2019年1月13日 09:04
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