先主寺正殿内部。劉備を中心に関羽、張飛など9人の像が祭られている。
中央は先主である劉備。その両脇には諸葛亮と龐統。
先主寺山門。正殿以外はただの寺院。
基本情報
【訪問時期】2005年10月5日 / 2008年9月11日
【関連人物】劉備
【文物保護】
ちょこっと解説
 先主寺、元は先主祠だった。清道光十九年(西暦1839年)の「新津県志」には、「劉備が蜀へ入った後に雨乞いをした場所との言い伝えがある」と記載されている。もともとは大禹廟だったが、劉備がここで軍を駐屯させた時、ちょうど旱魃にあう。そこで劉備は自ら大禹廟に赴いて雨乞いをする。その結果、雨が降り民心を得たとされる。後に劉備を記念するために大禹廟を先主祠とした。1950年代後半に先主寺は取り壊され、映画館と学校になる。1996年になって先主寺は再建され、正殿は新築、中には劉備、関羽、張飛、諸葛亮、龐統、関平、関興、張苞、周倉の九人の像が並んで祀られている。
探訪後記
 ネットで四川の三国遺址の一覧文章を見つけた中に載っていた。先主とは劉備のことで、後主とは劉禅のことである。先主寺の紹介はこの文章以外で見たことがなかったので、あるのかどうなのか半信半疑だったのだが、成都からもそんなに遠いわけでもないので行ってみることにした。新津まではバスで簡単に行けるのだが、その先先主村まではどうやって行くのかよくわからない。地図にも載っていないのでだいたいの位置しかわかっていない。新津に着いて、とにかくバスターミナルを出てみる。ちょっとプラプラしていると1台の面的が目に入った。「先主寺」と段ボールに書かれているじゃないか。この面的で行けるんだな。そしてなんなく寺へ到着。中へ入ってみると劉備、関羽、張飛ら9名の像が並んでいる。なかなかじゃない。やっぱり四川だと劉備の人気が強いな。
位置情報
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投稿情報
【カテゴリ】四川省成都市
【 タグ 】劉備
【公開範囲】都督 大将軍 丞相
【掲載日時】2017年5月24日 19:00
【更新日時】2020年6月29日 08:07
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