曹操が馬を繋ぎとめたとされる柏の樹。
樹齢は1000年を超え、高さは20m以上ある。
天下第一柏として保護されている。
基本情報
【訪問時期】2006年9月19日
【関連人物】曹操
【文物保護】1986年公布 臨漳県重点文物保護単位「古柏」
ちょこっと解説
 漢建安九年(西暦204年)に曹操が鄴を陥落させ、王都の建設を始める。併せて南校場と玄武池も造成する。校場とは籍田(皇帝や王が自ら農耕を行うこと)や閲兵儀式を行う場所のこと。玄武池とは水軍訓練を行う場所のこと。
 曹操拴馬桩は、鄴南城の正南門である朱明門を出て南三里に位置した。曹操は毎回、籍田、閲兵や水軍訓練のときに、この柏樹に馬をつなぎ止めたとされる。樹高約22m、樹齢は千年を超える。現在は天下第一柏と称される。

探訪後記
 遠くからでもよく見える大きな柏の木。言い伝えがなければただの大木でしかないのだが。門には「門票五元」と書かれているが、誰も居ない。中から子供を連れたじいさんが出てきたが、特に何も言われない。中に入って写真を撮り始めると、じいさんが烈火のごとく怒り出す。じいさんが何を言っているのかよくわからない。どうも「写真を撮るなら金を出せ」と言っているようだ。うるさいので5元渡す。するとすぐに大人しくなった。このじいさんが管理人なのか。ついでに「曹奐墓はどこだ」と聞いてみるが、「知らん」と抜かす。何者だこのじいさん。まあ、いっか。

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位置情報
【所在地】河北省臨漳県習文郷斯彭城村
【行き方】臨漳汽車站から習文行きバスに乗り、習文郷交差点で下車。東へ約1.4km、南へ約1kmで張彭城村。そこから南へ約600m、西へ330m。邯鄲汽車站から香菜営行きバスが1日1本あり、習文郷交差点で下車できる。歩けるなら邯鄲汽車站と安陽汽車站を結ぶ902路バスに乗り、107国道の漳河橋で下車。習文郷交差点までは西へ約5.2km。
投稿情報
【カテゴリ】河北省臨漳県
【 タグ 】曹操
【公開範囲】在野 校尉 都督 大将軍 丞相
【掲載日時】2016年7月25日 21:49
【更新日時】2019年1月12日 19:42
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