周処読書台下の入口にある石門楼。
読書台の上には民家が立ち並ぶ。
文物碑: 1982年8月公布 南京市文物保護単位「周処読書台」
基本情報
ちょこっと解説
周処読書台、言い伝えでは、当時周処が学問に励んだ場所とされる。実際には、周処が呉東観左丞に任じられたときの堂と邸宅があった場所で「子隠堂」と呼ばれていた。明代に入ってから書物の中で「周孝侯読書台」と書かれたことにより、民間に広まって読書台となったとされる。その昔には享堂があり、内部には周処の画像と神主牌位「晋散騎常侍平西将軍周孝侯諱処字子隠之位」が納められていた。現在は石門楼と台座のみが残る。
探訪後記
ここは詳しい所在地もわかっているし、楽勝かなと思っていた。しかし、「老虎頭44号」これがくせ者だった。周辺の住宅地にはきちんと老虎頭と番地が表示されている。しかしいくら探しても44号にたどり着けないのだ。43号までは確認できるのだが。百度地図で再度確認。う~ん、どうやら住宅地のある西側からではなく、東側の江寧路側から入っていかないとダメなようだ。江寧路へ戻って路地に入ってみる。一本目は行き止まり。二本目、これが続いていてそれらしき場所へ入ることができた。細い路地を歩いていくと到着。周処読書台と書かれた門をくぐって、小高い丘に登ってみる。かなり年季の入った民家が建ち並んで、ところどころから悪臭を放っているが、ここが読書台だった場所だ。2010年頃に公園として綺麗に整備して読書台を復活させる計画があったらしいが、頓挫してしまっているのだろう。人民にいろいろと聞いてみると、読書台の上には石碑などが残っているはずらしいのだが、ゴチャゴチャした民家に埋もれてよくわからなかった。いつの日か、綺麗に再整備される日が来るのだろうか。
位置情報
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