喬家宅地跡に残る古井戸。大喬と小喬が化粧の際に使ったとされる。
文物碑: 1986年10月公布 潜山県重点文物保護単位「臙脂井」
ちょこっと解説
臙脂井、喬公故址、喬公宅の跡地として井戸だけが残っている。喬公の娘である大喬と小喬は、その美しさと聡明さで評判の美女であった。毎朝起床後は臙脂井の傍らで身繕い、化粧をしていた。化粧の後、残った臙脂粉を井戸に落とし続け、長い年月の間に井戸水は臙脂色に染まっていったとされる。その後、大喬と小喬の名を聞きつけた呉の孫策と周瑜がここを訪れ求婚するが、喬公はこれを拒む。しかし孫策と周瑜は諦めず、権力と金に物を言わせ二喬を娶ったとされる。
探訪後記
潜山に到着後、まずは二喬の父である喬公の墓を探しに行ったのだが、GoogleMapにも記されているにもかかわらずなかった。どうやら今後、公園として整備が進んだときに再生されるらしい。いつになることやら。それはさておき、臙脂井へ。こっちは中国ネットで偽物の写真を見たことがある。ここのものが本物らしい。こっちもGoogleMapに記されているので、迷わずに到着。でも草に覆われていて、写真が撮りづらい。周りの雑草を踏んで押し固めてから撮影。文物碑は少し離れた場所にあった。東側に新しい道路が延びており、そこからでも見えるのだが、草ぼうぼうだとわからないだろうな。最近はネタも尽きてきたので、文物碑もある遺跡はかなりありがたい存在である。これがなかったらただの古井戸だもんな。
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