左慈はここで金丹を練っていたのだとか。
いかにも仙人のような怪しい左慈の像。
左慈が突如現れそうな、霧の天柱山。
天柱山はこのような岩山が連なっている。
基本情報
【訪問時期】2010年10月23日
【関連人物】左慈
【文物保護】
ちょこっと解説
 左慈煉丹房、天柱山良薬坪の練丹湖畔に位置する。左慈は、ここの蓮花洞で練丹方法を研究している。あるとき「九丹金液」という書を得て、金丹を作り出すことに成功。それを服用した左慈は仙人となったとされる。
 後漢書左慈伝には、曹操の宴席で盆の中から鱸魚を釣り出したり、袖の中から生姜の山を取り出したりとする、魔術のような記載がされている。にわかには信じがたいことであるが、そう言った伝説が残っている。
探訪後記
 私は山登りが嫌いだ。左慈煉丹房の存在は、以前から知っていたのだが、左慈の自体も怪しい存在なのに、その人物に関する場所なんて…。それでもあるからには一度行ってみないとダメだろう。意を決して天柱山へ向かった。生憎の雨模様。クソ高い門票。左慈も来るなと言っているのだろうか。さすがに徒歩で登っていく気力がないので、ロープウェイを利用する。山頂に近づくにつれ、髪や服がどんどんと湿っていく。どうやら雨雲の中を進んでいるようだ。そして寒い。それでもせっかく上まで来たので、いくつかの見所をまわってみよう。しかし雲の中を歩いているので、何にも見えない。ほんの僅かな時間だけ太陽が顔を出す。しかし、登るのも降るのも足に負担がかかって嫌だ。下山途中、練丹湖の畔を通る。ここにあの左慈煉丹房があるのだ。まあ、なんてことのない洞窟なのだが。なんと左慈像までご丁寧に置いてある。けっこう凛々しい。イメージと違うよ。寒さに震えながら下山。とにかく疲れた。やっぱり山には登りたくない。中国人にわかパッカーが夕方からわらわらと登りだしている。クソ寒い山上で夜を越すつもりか。暗くなってからの登山は危険だろうに。人事だからどうでもいいけどさ。
位置情報
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投稿情報
【カテゴリ】安徽省潜山県
【 タグ 】左慈
【公開範囲】校尉 都督 大将軍 丞相
【掲載日時】2016年12月10日 20:59
【更新日時】2019年1月12日 20:19
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