曹魏正始八年墓は、現在博物館内に移設されている。
墓の石門。鋪首も刻み込まれている。
出土した鉄帷帳の部品1つに「正始八年八月」と刻まれていた。
再現された副葬品の俑など。
基本情報
【訪問時期】2013年4月2日
【関連人物】
【文物保護】–
ちょこっと解説
1956年7月、洛陽澗西16工区にて発見発掘された。出土品の中に鉄帷帳と呼ばれる、帳の支柱を支える鉄製の部品が9件あった。そのうち1件の表面に「正始八年八月」と刻まれており、墓が造成された年代が特定されることとなった。魏正始八年(西暦247年)、魏主斉王曹芳時期のものであり、洛陽では、唯一年代がはっきりと特定された曹魏代の墓である。
現在は、洛陽古代芸術博物館(旧名称は洛陽古墓博物館)内に移設、展示公開されている。また、出土した鉄帷帳は洛陽博物館にて展示されている。
現在は、洛陽古代芸術博物館(旧名称は洛陽古墓博物館)内に移設、展示公開されている。また、出土した鉄帷帳は洛陽博物館にて展示されている。
探訪後記
この墓の名前はかなり前からネット上でよく見かけていた。洛陽にあるとされているのだが、いまいち具体的な場所が分からなかった。洛陽は何度も訪れているし、そのうち何か新たな情報が入るだろうと思って探しもしなかった。
今回、洛陽は何度目だろう。おらのサイトを見てくれていたMさんと一緒に巡る機会があった。Mさんの要望で洛陽古墓博物館を訪れることになった。おら一人だったら来なかっただろうな。この博物館には洛陽周辺で発掘された古代の墓がいくつも移設されてきていて、墓室内部を見学することができる。展示室の案内パネルには曹休墓の紹介もあり、なかなか興味深いものだった。墓室をいくつも見て回る内に、一枚の説明パネルに目が止まった。曹魏正始八年墓と書かれている。「え、ここに移設されていたんだ」と、思いがけない発見に驚いた。やっぱりたまには他の人と一緒に巡ってみるものだな。じっくりと墓室内部を見る。とにかく洛陽古墓博物館は入場無料なのだが、その展示内容はかなり素晴らしい。洛陽を訪れたら、ここには一度足を伸ばしてみるべきだろう。
今回、洛陽は何度目だろう。おらのサイトを見てくれていたMさんと一緒に巡る機会があった。Mさんの要望で洛陽古墓博物館を訪れることになった。おら一人だったら来なかっただろうな。この博物館には洛陽周辺で発掘された古代の墓がいくつも移設されてきていて、墓室内部を見学することができる。展示室の案内パネルには曹休墓の紹介もあり、なかなか興味深いものだった。墓室をいくつも見て回る内に、一枚の説明パネルに目が止まった。曹魏正始八年墓と書かれている。「え、ここに移設されていたんだ」と、思いがけない発見に驚いた。やっぱりたまには他の人と一緒に巡ってみるものだな。じっくりと墓室内部を見る。とにかく洛陽古墓博物館は入場無料なのだが、その展示内容はかなり素晴らしい。洛陽を訪れたら、ここには一度足を伸ばしてみるべきだろう。
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