曹冲が象を舟に載せ、その重さを量ろうとしている。
喫水線を利用した方法なので、河に舟を浮かべている。
曹冲称象の故事は、中国では子供の頃に学ぶ。
基本情報
【訪問時期】2013年11月13日
【関連人物】曹冲
【文物保護】
ちょこっと解説
 曹冲称象、呉の孫権から曹操の元へ一匹の象が贈られた。曹操は文武百官と曹冲を従え、その象を見に行く。曹操は「この象はなんと大きいものか。いったいどれくらいの重さがあるのだ」と言う。大臣たちはその方法を考えるが、よい方法は出てこない。すると曹冲が曹操に耳打ちする。それを聞いた曹操は、「よし河辺へ行って、この象の重さを量るぞ」と言い、河辺まで移動した。河辺では、一艘の舟が準備されていた。まずは象を舟に乗せ、喫水線のところで印を付ける。そして象を舟から降ろし、次に大小様々の石を舟に積んでいく。そして喫水線の印のところで積むのを止めた。すると大臣たちはようやくわかったようで、「すばらしい、すばらしい」と感嘆した。これで舟に積み込んだ石の重さを量れば、象の重さがわかる。曹操の喜びは尋常でなく、得意気に「おまえたちは我が子の聡明さに及ばないな」と言ったとされる。
探訪後記
 灞陵橋へは以前二度訪れているので、この像も見ている。でもそのときは曹冲称象の故事を知らなかったので、「なんだよ、この象とガキの像は。なんでこんなところにあるんだ」としか思っていなかった。そして最近になって、曹冲称象の故事を知り、やっと納得。まあ、本当にこの場所で行われたかは疑問なのだが。許昌市内の曹丞相府でも3Dホログラム映像でこの故事が放映されていた。せっかくなのだから、この像のそばに説明書きを立てておいてくれればいいのに。こういうところは不親切なんだよな。
位置情報
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投稿情報
【カテゴリ】河南省許昌市
【 タグ 】曹冲
【公開範囲】校尉 都督 大将軍 丞相
【掲載日時】2018年6月12日 18:19
【更新日時】2019年1月13日 08:44
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