龍崗鎮のロータリーに立つ華佗像。
「神医華佗万古流芳」の石碑。関羽が華佗に感謝して残した言葉とされるが。
華佗村に建てられた華佗祠。
華佗祠内の華佗像。ずんぐりむっくり。
基本情報
ちょこっと解説
華佗、字は元化。豫州沛国譙県(現在の安徽省亳州市)の人。東漢末期の伝説的な名医とされる。史書には華佗故里は譙郡の東北45華里にあると記載されており、現在の永城市龍崗郷がその場所だとされる。龍崗郷華佗村はもともと安徽亳州の管轄だったそうで、近年河南永城の管轄に変更となった。華佗村では華佗にまつわる伝説が多く残されており、以前から華佗廟があり、高さ1mほどの華佗像が祀られていたとされる。文革時期にこの華佗廟は破壊されてしまったが、近年華佗祠が再建されている。
探訪後記
開封太郎さんから情報を貰っていた場所。亳州と永城の中間点にあるので、亳州から訪れることにした。張路口で途中下車、バスを乗り換えて龍崗に到着した。バスを降りるとすぐに華佗像があった。ご丁寧に赤いマントでくるまれている。そこから徒歩で華佗の石碑がある場所へ。開封太郎さんの情報があったので、迷わずに到着。その石碑の内容を見て、笑いそうになった。漢章武年間に関羽が華佗のために立てたことになっている。三国演義だったら関羽は華佗に治療して貰っているけどね。まあ、そういうフィクションが新たなるフィクションを産むというところが三国志伝説の懐が深いところなのか。その後、バイタクを探して華佗祠を見に行く。扉は施錠されているのだが、ご丁寧に扉の上に鍵が掛けられている。「自分で開けて入ってね」という中国では珍しい方法がとられている。中には華佗像があったが、なんだか妖怪のような姿だな。これで見るものはとりあえず見てしまったので亳州へ戻ることにする。張路口でバスを待つのだが、全く来ない。たぶん永城で客が集まらないのでバスが発車していないのだろう。一緒に待っていた人民ニイチャンがタクシーを捕まえたので、おらも相乗りさせて貰った。中国はけっこうどうにでもなるんだよね。
位置情報
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