龐統読書処の入口。
ここは西山庵、または鳳雛庵とも呼ばれていたとか。
現在は、蒋幹が龐統のところへ訪れたという壁画のみが残る。
龐統読書処へ行く途中、「三国遺踨」の牌坊があった。
基本情報
【訪問時期】2008年10月9日
【関連人物】龐統
【文物保護】
ちょこっと解説
 龐統読書処、もとは西山庵で、鳳雛庵とも呼ばれていた。龐統がここで隠居し、学問を続けていたとされる。赤壁之戦前夜、曹操の命で呉軍内に入り込んだ蒋幹だが、周瑜はそのことを見破っており、西山へ送られて幽閉される。ある夜、蒋幹が西山で出歩いていると、誰かが書物を読む声が聞こえてきた。蒋幹が門を叩くと、中にいたのは龐統であった。龐統の才を知る蒋幹は、龐統に対して曹操に仕えるよう薦める。周瑜に事を託されていた龐統は、蒋幹の薦めに乗ったふりをして曹操のもとへ行く。そして連環計をもって呉軍を勝利に導くこととなった。
探訪後記
 西山公園、西山というだけあってやっぱり山なのだが、長旅で体力を消耗しているときには小高い山であっても登っていくのは辛い。龐統読書処への案内看板があった。その先は下へ降る階段だ。降るということは戻るときにまた登るんであって。だんだん嫌になってきた。それもで目的地がそこにある以上、行かなければならない。さて、龐統読書処に到着。門の扉が閉まっている。中に入られないのかと押してみると開いたので、入ってみる。上の方の建物には人気がある。でも中はなんだかお寺のような感じだ。中央の建物に入ってみると仏像が置かれている。以前、書籍で写真を見たときには、確か書物を手に持った龐統像があったはずなのだが、どこにもない。いったいどうしたのだろう。中にいた人民に聞いてみるが、龐統関連は一枚の壁画しか残っていないと言う。どうやら龐統読書処はお役ご免となり、西山庵とかいう寺になってしまっているようだ。入口の扁額はそのままなのに、いったい像はどこへやってしまったのだろう。仏教への信仰が篤いのはいいが、わざわざここを寺にしなくたって…。
位置情報
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投稿情報
【カテゴリ】湖北省鄂州市
【 タグ 】龐統
【公開範囲】校尉 都督 大将軍 丞相
【掲載日時】2017年1月27日 20:33
【更新日時】2019年1月13日 09:09
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