呂蒙が白衣を身に着け商人と化し、荆州を落とす。
現在、呂蒙像などはなく、入口の対聯のみが呂蒙を想像させるのみ。
基本情報
ちょこっと解説
荆州の守備する関羽が、樊城の戦いで魏軍を破る。その報を聞いた呉の呂蒙は、関羽が樊城にいる間手薄になる荆州城の攻略を狙う。呂蒙は軍を率い、その兵士たちには白衣を着せて商人に扮させ、この呂蒙口の紅楊林に駐屯する。そして呂蒙は見事荆州を奪うこととなる。
白衣庵、後に奇襲を成功させた呂蒙を記念して呂蒙口の紅楊林内に建てられた。以前は、庵内に白衣を着た呂蒙像が祭られていたが、現在呂蒙像はなくなっている。
探訪後記
この近く、烏林などへは二度訪れているのだが、白衣庵は初めて訪れる。その存在は知っていたのだが、いまいち確証が持てていなかったので、探そうとしていなかった。そして最近になってやっと中国ネット情報で白衣庵は存在しているという情報を掴んだので、訪れた。実際に訪れてみると、確かに紅楊林の中の小さな建物だった。白衣庵の前では管理しているおばあさんが畑仕事をしていた。話しかけて中を見せて貰うことに。残念ながら、すでに呂蒙像はなく、他の神像などに置き換えられてしまっている。このおばあさんも道士さんかな。坊主は質の悪い人間が多いが、道士さんは親切で優しい人が多い。おばあさんは、一所懸命に説明をしてくれた。入口の両脇に呂蒙のことを表した対聯が張られている。呂蒙を想像させるのはそれくらいかな。まあ、いずれ白衣を纏った呂蒙像が復活する日が来るかもしれない。
位置情報
在野の士であるあなたはこの位置情報を閲覧できません。仕官申請しますか。
いいね! 388