2005年に訪れたときの像。左から孟優、孟獲、摩鉄。
孟獲像の近景。なかなか勇ましい。
2010年に訪れたときの、新しい孟獲、孟優、摩鉄像。
孟獲の夫人、祝融の像。完全に彝族の服装だ。
金亀島上の海龍寺孟獲殿。
馬湖に浮かぶ金亀島に海龍寺がある。
文物碑: 1996年9月16日公布 四川省重点文物保護単位「海龍寺」
基本情報
【訪問時期】2005年10月13日 / 2010年2月18日
【関連人物】孟獲孟優摩鉄祝融
【文物保護】1996年9月16日公布 四川省重点文物保護単位「海龍寺」
ちょこっと解説
 馬湖に浮かぶ金亀島に建てられた彝族の寺院、海龍寺。明万暦十七年(西暦1589年)の創建。孟獲殿には三尊の像が並び、真ん中が孟獲、左がその弟孟優、右が軍師摩鉄である。海龍寺は中国唯一の彝族寺院とされ、孟獲らは英雄視されているが、孟獲が彝族であったか漢族であったかは意見が分かれている。
探訪後記
 2005年夏に、彝族火把節を観に凉山州まで来たのだが、その時に買った地図に海龍寺孟獲殿が載っていた。これは行っておかなければと思ったのだが、違うところへ足が向いてしまった。秋になって再び四川省へ戻ってきたので、宜賓の方から足を伸ばしてみることにした。悪路が続くので移動には時間がかかる。バスを乗り継いでなんとか馬湖の北側にある街、黄琅鎮に到着。さっそく馬湖へ。湖に浮かぶ金亀島が見える。どうやってあの島まで行こうか。とにかく湖畔に沿って島の近くまで行ってみる。大海村に入って島の方を見ると、対岸から観光ボートに乗って島を訪れる光景が目に入る。「なんだよ、対岸まで行くのは面倒くせ~な」と思い、村人に舟はないか聞いてみる。何人かに聞いてまわると、おばちゃんが「3元で乗せていってやるよ」と言う。まさに「渡りに舟」だ。おばちゃんにお願いして舟を出して貰う。しかし、木の舟はかなりボロボロ、いつ沈んでも可笑しくない。
 2010年、再びここを訪れてみた。雪が降る中に馬湖へ到着、寒い。だいぶん観光開発が進んだようで、前回来たときにはなかった観光船なども浮かんでいる。すぐに声をかけられて船に乗り金亀島へ。孟獲殿もだいぶん変わっていた。塑像も新しく作り直されたようだが、以前のものの方がいいんじゃないかと感じる。裏の方には新しく祝融像も造られていた。
位置情報
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投稿情報
【カテゴリ】四川省雷波県
【 タグ 】孟獲孟優摩鉄祝融
【公開範囲】校尉 都督 大将軍 丞相
【掲載日時】2017年2月8日 19:40
【更新日時】2019年1月13日 14:37
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