五丈原にて司馬懿と対峙する諸葛亮が本陣を置いた場所。
五丈原台地の幅がぐっと狭まった場所に諸葛亮の陣が置かれた。
孔明が持久戦のため、屯田を行った「諸葛田」が台地の下に広がる。
基本情報
ちょこっと解説
豁落城、五丈原台地の北端から南へ約5km、孔明が本陣を置いた場所である。蜀建興十二年(西暦234年)に斜谷道から五丈原に出兵、魏の司馬懿と対峙する。しかし、司馬懿は守りを崩さず持久戦に持ち込む。孔明は屯田などを行い、兵糧の確保などに務める。そして陣中にて病没する。
豁落城遺址、五丈原台地が幅50mほどに狭まった場所に築かれた陣地跡で、南北約500mほどに広がる。壁の高さは約3m、幅3mほどの壕も確認できる。台地下では屯田が行われ、諸葛田と呼ばれる耕地が広がる。
豁落城遺址、五丈原台地が幅50mほどに狭まった場所に築かれた陣地跡で、南北約500mほどに広がる。壁の高さは約3m、幅3mほどの壕も確認できる。台地下では屯田が行われ、諸葛田と呼ばれる耕地が広がる。
探訪後記
五丈原諸葛廟には何度も来ているのだが、諸葛亮の本陣があった場所にはまだ訪れたことがなかった。今回は五丈原諸葛廟を訪れた後、行ってみようと思った。そんなに遠くはないと思って、徒歩で向かうことにした。しかし、かなり距離があった。一度、高台から降りて南へ向かって歩く。なんとか陝汽厰まで歩いたが、疲れてしまった。西安へ戻る時間も気になる。道を聞きながら進んでいき、やっと豁落城遺址を知る人民が多くなってきた。分かれ道で聞いてみると「あっちへ進めば近いぞ」と言われ、そっちへ進む。しかし、谷間の草が多い茂る場所で道がなくなってしまった。一度、撤退して日を改めよう。
日を改めて再度挑戦。迷った場所までやって来た。前回は崖を登らずに谷間へ入っていったのが間違いだったようだ。今回は崖を登って高台の上に出る。すぐに村があり、村人に聞いてみるともうすぐらしい。言われた方向へしばらく歩いていくと、あった。やっと見つけた。Googleの衛星写真を見るとよくわかるのだが、高台が豁落城遺址のところでぐっと狭まっているのがよくわかる。ここが諸葛亮が本陣を置いた場所なのだ。やっとたどり着くことができ、感慨にふけってしまった。
位置情報
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