孔明の封地とされる武郷鎮。街の入口には孔明像が立つ。
淡泊明志、宁静致远のレリーフ。
武郷鎮内には現在、多くの孔明像が置かれている。
孔明の後ろに立つのは、頼りない表情をした劉禅のようだ。
以前は「蜀漢武郷侯諸葛亮封地」の石碑が置かれているのみだった。
武郷鎮教辦の柏は、諸葛亮が馬をつないだとされる樹である。
基本情報
【訪問時期】2009年6月23日 / 2017年5月5日
【関連人物】諸葛亮
【文物保護】
ちょこっと解説
 建興元年(西暦223年)、諸葛亮43歳のこの年に劉備が逝去、劉禅が即位し、諸葛亮は武郷侯に封じられている。その封地が現在の漢中市武郷鎮である。1995年6月に立てられた漢中市歴史文化名城記念地「蜀漢武郷侯諸葛亮封地」の石碑がある。また武郷鎮教辦入口の柏は、諸葛亮が馬をつないだ拴馬樹とのこと。
探訪後記
 開封太郎さんに情報を貰っていた場所。石碑もあるということなので、行ってみることにする。簡単に見つかるだろうと高をくくっていたのだが、なかなか苦戦する。バスを降りた場所で人民に聞いてみるのだが、石碑のことを知っている人民がいない。でも諸葛亮と言うと、「あっちに大きな柏の木がある、そこだ」と言う人民が多かった。言われた場所へ行ってみる。武郷鎮教辦と書かれた看板が掛かっている。入口には大きな柏の木が2本。中へ入って聞いてみるが、諸葛亮封地の石碑は知らないとのこと。建物内にはいくつか古い石碑が保存されているのだが、どれも関係ないモノだった。おかしいな。開封太郎さんが見た石碑はいったいどこにあるのだろうか。ちょっと歩き回ってみる。街の西側まで来ると白タクの兄ちゃん達がたむろっていた。「どこへ行きたいんだ」と聞かれたので、「いや、石碑を探しているんだけど」と言うと、「その石碑ならそこにあるぞ」と教えられた。見てみると石碑が立っている。でも村の名前が書かれた石碑だ。これじゃない。と、横を見てみるともう一枚の石碑がぶっ倒れていた。泥まみれになって文字が見えないが、これだ。一所懸命に泥を払う。途中から兄ちゃん達が手伝ってくれた。水を汲んできてくれて泥を洗い流すと、文字がキレイに現れた。生憎雨が降り出したので、写真を撮ろうとすると石碑の表面が反射してなかなか上手い具合に撮れない。それでもなんとか写真に収める。できればちゃんと立っている状態の方がよかったのだが。このままだといずれは消えて無くなる可能性も…。後から聞いた話によれば、あの柏の木は諸葛亮が馬をつないだ木だとか。本当かな。
位置情報
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投稿情報
【カテゴリ】陝西省漢中市
【 タグ 】諸葛亮
【公開範囲】都督 大将軍 丞相
【掲載日時】2018年11月21日 19:20
【更新日時】2019年1月12日 21:22
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