董氏の祖籍は荆州南郡枝江県だが、ここへ移住してきたとされる。
「蜀漢尚書令董允故里」の石刻。鎮政府内に移設された。
文物碑: 1988年2月1日公布 安徽省重点文物保護単位「教弩台旧址」
基本情報
ちょこっと解説
董允、字は休昭。荆州南郡枝江県(現在の湖北省枝江市)の人。三国志には荆州南郡枝江県の人と記載されているので、この場所は、董允の父である董和が宗族を引き連れ四川へ移住してきた後の居住地だったと考えられる。濾州市には董允墓もあり、董允はこの辺りで生まれ育ったものと思われる。現在、鎮政府内で保存されている石刻は「蜀漢尚書令董允故里」と刻まれている。
探訪後記
董允墓の情報を探していたら董允故里の情報を見つけてしまった。けっこう詳しい場所が書かれていたので、とにかく一度行ってみることにした。濾州から濾県へ行き、そこからバスを乗り換えて嘉明鎮まで。荷物を持っての移動なのでできるだけ歩く距離は減らしたい。でも嘉明鎮の地図なんてないから、聞き込みが大事だ。人民に聞き込みを開始。幸いバスを降りた場所からはそんなに遠くないようだ。言われた方向へ行って再度聞き込み。おばちゃん達に聞いてみたがやっぱり知らない。「あっちで男の人に聞きなさい」と言われたので、人民おっさんを探す。鍛冶屋で聞いてみると場所がわかった。鎮政府内にあるそうだ。さっそく行ってみるが、どこにあるかわからない。建物に入って聞いてみると、建物の裏にあるらしい。あった。おぉ、すごい。ちゃんと残っているじゃない。でもこの感じだとどっかから切り出してきて、ここで保存しているような感じだ。周りにはいくつかの文物も置かれているし。う~ん、けっこう満足。
位置情報
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