張遼衣冠塚は逍遥湖に浮かぶ小島にある。
どうも観光のために石碑だけここに置いた感が否めないが。
伝説の「一人スワンボート」で上陸する。
基本情報
ちょこっと解説
張遼、字は文遠。并州雁門郡馬邑県(現在の山西省朔州市)の人。合肥の張遼墓は衣冠塚。張遼衣冠塚の石碑は、もと公園内西北にあった衣冠塚前に置かれていたが、2000年代前半にそちらが張遼墓として再整備される。そして張遼衣冠塚の石碑は逍遥湖に浮かぶ小島に遷され、こちらが張遼衣冠塚ということになった。
探訪後記
もうすでに一部には広まってネタのようになってしまっているのだが、この張遼衣冠塚へ近づくためには、貸しボートに乗っていかなければならないのだ。貸しボートには何種類かあるのだが、一番安いのが二人乗りのスワンボート。そう白鳥をかたどった足漕ぎボートなのである。もし男性のあなたがステキな女性と一緒に張遼衣冠塚を訪れるのなら、何一つ問題がない。しかし、私は一人で三国遺跡巡りをしている身、ボートの隣に座ってくれるステキな女性などいないのだ。つまり一人でスワンボートに乗ることになる。これが非常に恥ずかしいのだ。他にボートを借りているのは、ほとんどが中国人のカップル。そうじゃないとしても一人でボートに乗るやつなんていやしない。一人でスワンボートを漕いでいると、「あいつ一人で何してんだ」と冷ややかな視線を投げかけられるのだ。しかし、そんなことでめげていては張遼衣冠塚に近づくことができない。時には恥を忍ぶこともあろう…。しかし、なぜこんなところに張遼衣冠塚を遷したのだ。スワンボートで日本人から金を巻き上げるためなのか。
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