貂蝉は架空の人物のはずだが。こうして墓が造成されている。
墓前にある貂蝉の像。
貂蝉陵園の大門。開発に失敗、鶏の飼育場となっている。
貂蝉陵園の牌坊。
基本情報
ちょこっと解説
貂蝉、「三国演義」の第八、九、十九回に登場する虚構の人物。司徒王允の歌女で、董卓の暴虐から漢朝を救うために王允からの命を受け、連環計を用いて董卓と呂布を互いに反目させ、最後には呂布の手によって董卓を除くことに成功。その後、呂布の妾として、呂布と共に徐州へ赴くが、曹操によって呂布が殺害されると、呂布の家族に伴って許昌へ赴いている。
一説では貂蝉の姓は任、小字は紅昌。并州五原郡九原県木耳村の人とされる。15歳のときに後宮に入る。その後、連環計で呂布が董卓を殺害し、呂布の妾となる。呂布が曹操に殺害されると、曹操はまた貂蝉を用いて連環計を試みる。貂蝉は関羽に与えられたが、貂蝉は曹操の命令を拒む。そして関羽によって逃され尼となったが、曹操に捕らえられ自害した後、関羽によって故郷の木耳村に埋葬された。木耳村は木耳が多く産出、後に村内の槐樹から霊芝が発見され、木芝村となったとされる。しかし并州五原郡九原県木耳村と現在の木芝村とは位置的につじつまがあっていない。
貂蝉墓、木芝村には王允街や貂蝉戯台などもあったが年月の流れにより廃墟となる。近年、廃墟となった墓の位置に貂蝉陵園が整備され貂蝉墓も修復された。
一説では貂蝉の姓は任、小字は紅昌。并州五原郡九原県木耳村の人とされる。15歳のときに後宮に入る。その後、連環計で呂布が董卓を殺害し、呂布の妾となる。呂布が曹操に殺害されると、曹操はまた貂蝉を用いて連環計を試みる。貂蝉は関羽に与えられたが、貂蝉は曹操の命令を拒む。そして関羽によって逃され尼となったが、曹操に捕らえられ自害した後、関羽によって故郷の木耳村に埋葬された。木耳村は木耳が多く産出、後に村内の槐樹から霊芝が発見され、木芝村となったとされる。しかし并州五原郡九原県木耳村と現在の木芝村とは位置的につじつまがあっていない。
貂蝉墓、木芝村には王允街や貂蝉戯台などもあったが年月の流れにより廃墟となる。近年、廃墟となった墓の位置に貂蝉陵園が整備され貂蝉墓も修復された。
探訪後記
貂蝉陵園はすでに養鶏場と化している。南側の正門からは入られず、北側の建物にまわって入れて貰う。ここで人民おばちゃんが登場、門票として10元をせびられる。もう貂蝉陵園としては機能していないだろうが…。中にはワンワンと吠えまくる犬と鶏しかいない。貂蝉像の台座もすでにボロっている。貂蝉墓だけは、まだまともなようだ。貂蝉陵園の奥には人形館がある。その中には、貂蝉の人生名場面集の人形が並んでいるのだが、すでに窓には暗幕が張られ真っ暗。「電気はつかないの。」と聞いてみるも、つかないとのこと。こんなときに限って懐中電灯を持ってくるのを忘れた。まぁ、別に人形館を見る趣味はないのだが、この中の貂蝉人形は可愛いという噂だったので。でも暗闇の中で董卓の像がいきなり目の前に出てきたらかなり嫌だったろうな。今は卵置き場と化し、中は荒れ放題のようだ。こんな片田舎で開発をしたものの、誰も来ずに廃墟となって行く。普通に考えればわかるはずだろう。貂蝉もいたたまれないよな。
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