蒲州諸葛氏の祭祖堂である、諸葛大宗祠。
蒲州街にある諸葛大宗祠の大門。
祠内には、もちろん諸葛亮像が置かれている。
ここ蒲州の諸葛氏も、寿昌諸葛浰の流れである。
蒲州諸葛氏の始祖は、諸葛亮第十四代後裔諸葛浰の孫である北宋皇佑年間の諸葛良琯。
祠内部には、孔明の位牌も置かれていた。
文物碑: 2011年9月公布 温州市文物保護点「諸葛大宗祠」
基本情報
ちょこっと解説
温州の蒲州諸葛氏も、浙江諸葛氏の始祖である諸葛亮の第十四代後裔である諸葛浰の流れを汲む。諸葛浰の孫第十六代後裔である諸葛良琯が、北宋皇祐元年(西暦1049年)温州に移り、その後蒲州に居を構えることとなった。蒲州諸葛氏一門からは、4人の進士を輩出している。温州地区の諸葛氏は、全てこの家系である。
ここ温州の諸葛大宗祠は、蒲州諸葛氏の始祖である諸葛良琯を祭った祠である。もちろんその源流となる諸葛孔明も祭られている。現在の市区に居住するため、そして文革などの影響で、その宗譜などの編纂は途絶え、大部分の系譜が残されていないが、修復も進められている。しかし、その規模はごく限られた範囲だけに留まる。
ここ温州の諸葛大宗祠は、蒲州諸葛氏の始祖である諸葛良琯を祭った祠である。もちろんその源流となる諸葛孔明も祭られている。現在の市区に居住するため、そして文革などの影響で、その宗譜などの編纂は途絶え、大部分の系譜が残されていないが、修復も進められている。しかし、その規模はごく限られた範囲だけに留まる。
探訪後記
現在の浙江省には、諸葛亮の末裔たちが数多く暮らしている。一番有名なのは蘭渓の諸葛村なのだが、その流れを汲む諸葛氏の一族がその周辺にも移住しているのだ。ここ温州市内にも諸葛氏が暮らしている。その居住地域である蒲州を訪れてみる。まあ、ネットで調べた限りでは、諸葛大宗祠があるということだけがわかった。しかし、その内部を紹介したページもない。実際に訪れても中に入られないかもなと思っていた。到着すると門が開いている。中は改修工事中だった。工事中でも中に入られないよりはマシだ。中に入ると人がいたので、挨拶をして入ることができた。工事中で建材が乱雑に置かれているのだが、ちゃんと孔明の木像も置かれていた。よかった来た甲斐があった。中のことをいろいろ説明してくれたのは、ここを管理している諸葛さんだった。しかし彼に「日本から来たんだよ」と言うと、しばらくして大工のオヤジと「あいつ日本人だってよ。ミシミシ。ぎゃははは。」とか…。とりあえずもう一度誡子書を読んでくださいね。まあ、親切な人なのだが、どうもね。
関連遺址
諸葛宗祠
[ 沂南 ]
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