現在の点将台跡には大きな樹がポツンと立っているだけ。
少し離れると台地状の地形が確認できる。
基本情報
ちょこっと解説
祁山堡の北約700mのところに残る高さ約80m、三面が削れて崖になった台地がある。ここは諸葛亮が北伐時に指揮を執った場所とされ、明清代には祠も建てられていたとされるが、現在では柏の木が一本残るのみである。
探訪後記
観陣堡遺址を見た後、点将台へも行ってみることにした。位置はだいたいわかっているのだが、確実な場所まではわからない。そこでお決まりの人民に聞き込み。商店の前でたむろっていた人民たちに「点将台はどこですか」と聞く。しかし通じない。「そんなものはない」と言われる。いや、そんなはずはないと思い、紙に書いて見せると「あぁ~」って。あんたらどんな耳しとんねん。結局、ここにいる人民すべてが知っていた。「あっちだ。ちょっと歩くと見えるぞ」と言われた。「あっちだね、どれくらい歩くの」と聞くと、人民おばちゃんが人民おっちゃんに「あんたちょっと連れて行ってやりなさいよ」と言う。人民おっちゃんは「面倒くせ~」と言うのだが、違う人民おっちゃんが連れて行ってくれることになった。連れられて歩くこと10分ほど、点将台の上にまできた。柏の木が一本立っているだけなのだが、遠くから見ると確かに点将台のように見える。帰りは点将台の壁面から下りることに。いちおう人が通った跡があるのだが、急な坂道になっているのでかなり危ない。人民おっちゃんと一緒に「それじゃ、あぶない」とか言いながら下りてきた。いや、やっぱり来た道をそのまま戻った方がよかったんじゃないかな。でも、人民おっちゃんありがとう。
関連遺址
諸葛亮点将台
[ 雷波 ]
位置情報
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