赤壁古戦場と言えば、やはりこの「赤壁」の摩崖石刻。
周瑜の自筆だと言われているが…。
赤壁古戦場と言えば、この周瑜像も。
対岸の烏林を望む。
赤壁古戦場の入口付近。だいぶん前から観光地。
翼江亭は周瑜が指揮を取った場所だとされる。
望江亭は黄蓋が曹軍の偵察を続けていた場所。
近年、新しく作られた周瑜像。
こちらは孫権の像。たぶん机を斬った後だろう。
ちょこっと解説
赤壁之戦、漢建安十三年(西暦208年)、孫権と劉備の連合軍が曹操軍を撃破し、その後の三国鼎立の基礎を築くきっかけとなった。寡兵を以って大軍を破る、著名な戦いの1つとされている。そして曹操軍は北へと戻り、孫権と劉備は荆州の一部を奪うこととなった。
赤壁之戦の場所においては7つの説が唱えられていた。蒲圻(現在の赤壁市)、黄州(東坡赤壁)、鐘祥、武昌、漢陽、漢川、嘉魚などがその場所として考えられていたが、その後の研究や出土品などにより、大方が湖北省赤壁市がその場所であるとの一致が見られるようになっている。
赤壁之戦の場所においては7つの説が唱えられていた。蒲圻(現在の赤壁市)、黄州(東坡赤壁)、鐘祥、武昌、漢陽、漢川、嘉魚などがその場所として考えられていたが、その後の研究や出土品などにより、大方が湖北省赤壁市がその場所であるとの一致が見られるようになっている。
探訪後記
赤壁古戦場には2度訪れているのだが、どちらとも対岸の洪湖からバスに乗って来ている。対岸からフェリーに乗って渡ってくると、ちょうど赤壁磯あたりを見渡すことが出来る。赤壁鎮で下車すると、荷物を預けられる場所がない。1度目は近くの売店に頼み込んで預かって貰ったし、二度目は門票売場で預かって貰った。さてさて、肝心の赤壁古戦場風景区なのだが門票が高い。一度目は40元だったかな。そして二度目に来たときには60元に値上げされていた。僅か数年で50%も値上げって…。その割には設備の管理もそんなに行われているわけでもなく、風景区内にある博物館などもどんどんボロって来ている感がある。それでも値上げする原因は、余計な拡張工事にある。せっかくの知名度を生かして、一大観光地に仕立て上げ儲けたいのはわかる。しかし、つまらない施設をどんどん建てていく中国方式の開発はどうなんだろうか。それで出来上がれば管理はおざなり、門票の値段だけは鰻登り。どんどん入場するのを躊躇ってしまうような場所になっていく。ちなみに有名な「赤壁」の文字、これはときどき色を塗り直しているようだ。周りの岩も着色している。二度目に訪れたときには、ちょうどお色直しの作業中。しかし作業方法は荒い。岩壁に緑の塗料をドバッとこぼしたのには驚いた。さすが中国だよ…。
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