諸葛山武侯祠諸葛大殿内部の孔明像。
諸葛大殿内部に掲げられた武侯祠の扁額。
ところどころに三国演義の名場面の装飾が施されている。
建物は、三間の諸葛大殿のみ。山頂にある小さな武侯祠である。
基本情報
ちょこっと解説
蜀建興六年(西暦228年)、散関を出て陳倉を包囲した諸葛亮率いる蜀の北伐軍が駐屯したとされる場所。現在は諸葛山とも称されている。後、歴代において諸葛亮を祀る廟が設けられていたとされる。現在の武侯祠は、近年再建されたもの。
探訪後記
午前中に岐山で司馬懿拜将台を訪れた後、宝鶏に戻った。ホテルにチェックインして、時計を見るとまだ午後2時過ぎ。ジッとしているのも勿体ないし、諸葛山武侯祠へ今日訪れておけば、明日潼関へ移動するのも楽になる。と言うことで、さっそく出撃。市バスに乗って近くまで行く。そこで人民に聞き込み、地図などで確認したとおりの場所にあることがわかる。しかし地図を見てもわかるのだが、やっぱり山の上なのだ。登りが辛そうだな。まあ、舗装された車道が山の上まで続いているので、タクれば楽なのだろうけれど、やはり歩いて登っていく。午前中も山登りをしたので、もう足が痛い。なんとか馮家塬村まで到着。村人に聞いてみるともうちょっと登ったところにあるらしい。石段を上っていくと寺があった。ここから先はどう行けばいいのだろう。寺の横から延びる砂利道をさらに上っていく。すると何かそれらしい建物が見えた。やっと到着、もう疲れたよ。建物には「諸葛大殿」の扁額がかかっていた。中には道教のばあさんが一人。入るとばあさんがいろいろと説明をしてくれるのだが、訛りが強いのであまりよくわからない。ばあさんはおらを記者だと思ったようで、延々と身の上話しを始める。ときどき涙を浮かべながら訴えてくるのだが、どうしようもない。まあ、山上で一人暮らしているばあさんには、大変な過去があったのだろうな。
位置情報
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