泉山村の入口にある諸葛孔明像。
この泉山村は、蘭渓諸葛村からほんの数kmしか離れていない。
山間の小さな村。泉山と小泉山の2つで双泉と呼んでいる。
村内には、やはり孔明の「誡子書」が。
ちょこっと解説
諸葛亮の第十四代後裔である諸葛浰は浙江省に移り住む。諸葛浰の子である諸葛青は、寿邑儒学教諭として、寿昌(現在の建徳市寿昌鎮)に居を構えている。そして諸葛青の第四子諸葛承曄が泉山村へと移り住む。しかし諸葛承曄の血筋は、五世代の後に途絶えてしまう。すると諸葛青の第一子である諸葛承蔭の子孫がこの地へ移り住み、現在に到る。村内には約500人の諸葛姓の人々が暮らしている。近年、村の入口に諸葛孔明の像も立てられた。
探訪後記
泉山村、あの蘭渓諸葛村からは、ほんの数kmしか離れていない。しかし行政区画的には、蘭渓市ではなく、建徳市の方に入る。でも訪れるなら、蘭渓諸葛村からの便が良い。諸葛鎮でバイタクのオヤジに「双泉へ行ってくれ」と言ってみるが、よくわからないらしい。「里葉村の近くだよ。泉山」と言うとわかったらしい。泉山村と小泉村があるので双泉と言うらしいが、地元の人間には泉山と言ったほうがよいのかもしれない。村は小さいが、大夫第などの建物も残っている。山間の長閑な村だ。村人に「孔明像があるよね」と聞いて見ると、「あゝ、村の入口の方にあるよ」と教えてくれた。
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